田んぼも畑も相続…管理できないなら早めの対策を

親から相続した田や畑。「お米づくりはもう体力的に厳しい」「畑は荒れ放題で手がつけられない」・・・そんな兼業農家の方からの相談が増えています。実際、農地は手入れしないとすぐに雑草が繁茂し、近隣トラブルや害獣の発生につながることも。放置したままだと固定資産税だけでなく、管理責任まで問われるリスクもあります。

対策としてまず考えたいのは「農地バンク（農地中間管理機構）」への貸し出しです。使ってくれる農家に橋渡ししてもらえる可能性があります。また、農地として使われていない実態がある場合は、農地転用を検討し、売却や活用の道も探れます。その際、地目変更や法的手続きも必要になるため、不動産や行政書士など専門家のサポートが重要です。

「何もしない」は将来の家族に大きな負担を残します。今のうちにできる対策から一歩ずつ始めてみませんか？