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【築40年超えのマンション、これからどうする?】
2025.05.27
全国で築40年以上経ったマンションが137万戸にのぼり、建物の老朽化が深刻になっています。さらに、住民の高齢化も進んでおり、「建物も人も年をとっている」状態です。エレベーターのない団地や、階段の上り下りがつらくなってきたという声も増えています。
こうした背景を受けて、老朽マンションの建て替えや売却をしやすくするための法律が改正されました。以前は住民の5分の4の同意が必要でしたが、今後は合意のハードルが下がり、再生への道が広がります。
ただし、建て替えには多額の費用がかかり、建物を維持する場合でも修繕積立金の増額や一時金の負担も必要になることがあります。また、高齢の方が多いと話し合いも進みにくく、管理組合の運営も難しくなることがあります。
大切なのは、早めに今後の方針を考えておくことです。「建て替え」「売却」「リフォーム」など、選択肢を知り、専門家の意見を聞くことが安心につながります。不動産は「放っておくと価値が下がる」もの。今のうちから動いておくことが、将来の備えになります。