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数字のマジックに要注意?実勢価格とのギャップに目を向けて
2025.07.03
県内路線価が1.1%上昇・・・このようなニュースを見て、「不動産価格が上がっている」と思う方も多いかもしれません。しかし実際の現場では、売却が難航する高額物件が増えている一方で、手頃な価格帯の物件はすぐに動く傾向が強まっています。ネット上には「売れ残っている高値物件」と「価格を下げたお値打ち物件」が混在しており、平均値だけを見ても実態はわかりません。
特に、相続や住み替えで売却を考えている方は、「路線価=売却価格」と誤認しないよう注意が必要です。不動産の価値は、築年数、立地、近隣の需要動向などによって大きく左右されます。税金や相続の目安にはなっても、リアルな売買価格とは異なることを念頭に置きましょう。
正確な価格を知るには、地元の相場に詳しい不動産業者の査定が不可欠です。数字に惑わされず、「売れる価格」を見極めることが、次の一歩につながります。