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「変動金利の落とし穴」〜元金が減らない住宅ローンにご注意を〜
2025.05.29
変動金利で住宅ローンを借りている方の中には、「5年ルール」に安心している方もいるかもしれません。これは、金利が急上昇しても月々の返済額は5年間一定で、その後も125%までしか増えないという仕組みです。
しかし、問題はその裏にあります。返済額は抑えられていても、金利の上昇分は元金の返済に回らず、利息ばかりが膨らみます。その結果、ローンの最終返済時に「残っている元金」が一気に請求されるリスクがあります。金利が上がれば上がるほど、その額は増えていくのです。
対策としては、繰上げ返済や固定金利への変更、売却して完済する方法もありますが、どれも簡単ではありません。将来の返済リスクが見えている状況で、無理な投資や支出は控え、まずはローン返済の安定を優先することが大切です。
不動産を持ち続けるには、金利の動向に敏感であることが、安心につながります。