ブログ
空き家放置が招く行政代執行:長崎市女の都2丁目の事例から
2025.07.28
長崎市女の都2丁目で、老朽化した空き家の解体が行政代執行として実施されました。長年放置された木造家屋は2020年の台風で瓦が飛散し、その後も危険性が高まっていたにもかかわらず、所有者は経済的な理由から対応できなかったとのことです。
行政代執行とは、自治体が所有者に代わって危険な建物の撤去などを行い、その費用をあとから請求する制度です。今回のケースでは約300万円の費用が発生しています。これは、最終的に「誰かから資金を都合してでも解決してください」ということに他なりません。
事情があるのは当然ですが、空き家問題は放置せず、早めに専門家や親族と相談して対処することが、後のトラブル回避につながります。