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袋地でもあきらめない!囲繞地通行権って知っていますか?
2025.08.07
土地が道路に面していない、いわゆる「袋地(ふくろち)」の場合、通行ができないのでは?と不安になる方もいるかもしれません。実は、そんなときに役立つのが「囲繞地通行権(いにょうちつうこうけん)」という制度です。
これは、どうしても道路に出られない場合、まわりの土地(囲繞地)を通っていいと法律で認められた通行の権利です。つまり、地役権の設定や登記がされていなくても、正当な理由があれば裁判でも認められる可能性が高いのです。
ただし、通行先の土地所有者に迷惑をかけないように、通行ルートは最小限であること、そして必要に応じて補償金(通行料)を支払う場合もあります。
将来的に土地を売買したり、建物を建てる場合、このような通行問題がトラブルになることも。不動産を購入するときは、「その土地、道路にちゃんと接していますか?」と確認することがとても大切です。