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下水道の老朽化 ▶︎ 陥没リスクと不動産への影響
2025.09.24
最近の調査で、全国の下水道管のうち 延べ297キロが陥没リスクを抱えていることが明らかになりました。その中でも、直径2メートル以上で築30年以上経過した管が対象 とされており、72キロは深刻な劣化とされています。
下水道の老朽化は見えにくい問題ですが、ひとたび陥没が起これば交通事故や住宅被害など、住民生活に大きな影響を及ぼします。とくに都市部では道路の下に埋設されているケースが多く、日常生活の安全や資産価値にも直結する問題です。
不動産の観点から見ると、物件選びの際には「耐震性」や「築年数」といった建物自体の条件に注目が集まりがちですが、実は 周辺インフラの状況も大切です。たとえば、築年数が古い住宅街では、同時期に整備された下水道や水道管も老朽化している可能性があります。
購入や居住を検討しているエリアで、下水道や水道の更新計画が進んでいるかどうかを事前に確認することは、安心して暮らすための大事なチェックポイントといえるでしょう。
「家の安全=建物だけ」ではなく、地域インフラの安心感も含めてこそ、本当に安心できる住まいが実現します。