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“物の多さ”が暮らしを左右する時代に ▶ 中古住宅の魅力と整理の習慣
2025.12.04
最近の新築住宅やマンションは、開放的な間取りやスタイリッシュなデザインを優先するため、収納が減る傾向があります。とくにマンションはその特徴が強く、押入れや大容量の収納が少ないケースも珍しくありません。一方、昭和や平成初期の中古住宅には、家族数の多い時代背景もあって収納が十分に確保されており、物が多い人にとってはむしろ住みやすい環境だと言えます。
とはいえ、収納が多ければ解決するわけではなく、人が把握できる“所有物の量”には限界があります。多すぎる持ち物は、記憶や管理が追いつかず、どこに何を置いたか把握しきれなくなることもあります。個人差はあるものの、一定量を超えると生活の中で混乱が起きやすくなるのは自然なことです。そのため、持ち物を整理し、適正量にしていくことが生活のしやすさにつながります。
さらに、よく耳にするのが「置いたはずなのに見つからない」「探すのに時間がかかる」という悩みです。これは単なる片付けの問題ではなく、所有物が自分の管理できるキャパシティを超えているサインと言えます。整理を進めることで置き場が定まり、探しものに費やす無駄な時間も減り、暮らし全体がスムーズになります。快適な生活を実現するには、収納の量だけでなく、持ち物の見直しも大切なポイントです。