長崎市の水道料金、29年度値上げ視野に。

長崎市では、水道料金の見直しについて「29年度からの値上げ」を視野に入れた議論が始まっています。背景には、人口減少で使用量と収入が減少する一方、老朽化した水道管や施設の更新費用が急増している現実があります。

特に古い住宅では、市が管理する本管だけでなく、敷地内のメーターまで引き込まれている「枝管」も同様に老朽化しています。枝管は所有者の管理部分となるため、漏水や破損が起これば修繕費用は持ち主の負担になります。水道料金の値上げに加え、修繕費まで発生すると、家計に与える影響は小さくありません。

居住中に「水が出にくい」「赤水が出る」「漏水で高額請求が来た」といったトラブルに直面することは珍しくありません。ふだんから観察や交換を行っておくことが、安心して生活を続けるためには欠かせない備えとなります。

水道料金の値上げは避けられない流れかもしれませんが、古い住宅にお住まいの方や購入を検討されている方は、「料金の問題」だけでなく「配管の状態」にも目を向けることが大切です。安心して暮らせる住まいのために、今のうちから備えておきましょう。